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■あぼーん推奨NAME一覧(本スレ&関連スレ) K5 ◆fhyoEMjfb5f6 (catv?) ■あぼーん推奨ID一覧(本スレ&関連スレ) 2011/06/14 12 00~18 00 ID P+s6vZ5z0 239回 ID 9euN2hza0 203回 ID JURkkijh0 154回 ID OhoealBX0 136回 ID xPTw911x0 97回 ID G04XGhfy0 82回 ID 9ETYWu/u0 77回 ID iaHWL7Eb0 72回 ID pqXijZN80 56回 ID Qf2SKzcs0 54回 ID lKl961wg0 44回 ID bRyP6PrA0 43回 ID YoZQtBh/0 43回 ID IJ6HT9ye0 36回 ID N6zk7ateO 34回 ID MpGeFBLK0 32回 ID LzBSJBOr0 32回 ID MouHaJhu0 31回 ID EjtMGWoO0 29回 ID UX7hat6T0 27回 ID Hfqh8Xl/0 26回 ID shXIKCNd0 26回 ID uFCC+HN40 23回 ID hDZrRT3+0 23回 ID xPcXfT9a0 20回 ID oo1KoRQe0 19回 ID XM1Qo6rq0 19回 ID 4Qjy4E190 19回 ID TJpvJz5t0 18回 ID v8nVn8ni0 16回 ID wjpZNFTL0 15回 ID H+3qwy3h0 13回 ID T1nbRiJ40 12回 ID tR5kVOR60 12回 ID U/KN3UAh0 12回 ID a+J7gvI0O 11回 ID aPx0mzCX0 11回 ID P9idpd+PO 10回 ID j7s/K2MCO 10回 ID 0ieDP7JC0 7回 ID MKKyI9IV0 6回 ID VT1H2UlS0 5回 ID jPyygW5x0 2回 あのさぁ… -- あ (2011-06-14 18 23 54) なんで僕を荒らし扱いする必要があるんですか?(半ギレ) -- 名無しさん (2011-06-14 18 26 46) ホモの弾圧は祭りを大きくするからもっとやれ -- GOは神 (2011-06-14 18 31 47) うっぜぇwこんなトコにまで湧いてくんなw -- 名無しさん (2011-06-14 18 33 41) ↑え?何?俺とセックスしたいって? -- 名無しさん (2011-06-14 18 35 48) ↑↑ん?今なんでもするって言ったよね? -- 名無しさん (2011-06-14 18 37 44) 許してください、何でもしますから -- 名無しさん (2011-06-14 19 02 34) 何やってんだお前ら~?俺も仲間に入れてくれよ~(マジキチスマイル) -- 名無しさん (2011-06-14 19 06 20) 俺のIDが無い。訴訟 -- 名無しさん (2011-06-14 19 08 45) どうして僕をそんなに困らせるんですか! -- 名無しさん (2011-06-14 19 10 46) やればNG解除していただけるんですか? -- 名無しさん (2011-06-14 19 11 26) おう、早くしろよ 返さねぇぞ -- 名無しさん (2011-06-14 19 13 43) お前ら情けない醜態 恥ずかしくないの?(棒読み) -- 名無しさん (2011-06-14 19 14 31) ほんとうにもうやめろ -- 名無しさん (2011-06-14 19 15 34) よく見たら俺のIDもあるじゃないか!訴訟(きそ) -- 名無しさん (2011-06-14 20 56 55) なんだこのコメント共!?(驚愕) -- 名無しさん (2011-06-14 21 21 33) やらないか -- ホモ (2011-06-14 21 30 47) 毎日NGIDぶち込まないといけませんね(絶望) -- 名無しさん (2011-06-14 22 01 01) なんでNGにする必要があるんですか(正論) -- 名無しさん (2011-06-14 22 31 15) 岡田君○りたい -- 名無しさん (2011-06-14 22 32 50) やめてくれよ・・・(絶望) -- 名無しさん (2011-06-14 23 58 07) youkの動画見たが、劣悪すぎて途中で見るの辞めたわ。 -- 名無しさん (2011-06-15 01 16 29) 全力でb -- 名無しさん (2011-06-15 05 29 41) 岡田君かわいいわね。セッ○スしたいわ。 -- 名無しさん (2011-06-15 10 09 25) 掘りたい -- 名無しさん (2011-06-15 10 15 22) 掘りてええええ -- 名無しさん (2011-06-15 10 19 35) 手こきしてあげたい -- 名無しさん (2011-06-15 11 00 22) 岡田君しこしこ -- 名無しさん (2011-06-15 11 00 42) 岡田君掘りたい -- 名無しさん (2011-06-15 11 02 16) 岡田くんで抜いた -- 名無しさん (2011-06-15 11 03 31) ムラムラしてきた。掘りたい -- 名無しさん (2011-06-15 11 07 27) あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー掘りたい -- 名無しさん (2011-06-15 11 08 56) なんでき●がいがわいてるん? -- もみんぽ (2011-06-16 08 33 34) うちさぁ…屋上有るんだけど、焼いてかない? -- 名無しさん (2011-06-19 10 45 20) 名前 コメント
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マリエス国 浸透 時系列に若干の、というか一定以上の混乱をしてるかもしれないけど、それは直すので、ちょっとこのまま・・・・・・ XXの村を前にした低い丘、マルクスはその頂で白の三に片膝をつかせる。 「こちら翡翠、準備位置に着いた」 『了解、待機せよ』 右手には河。背後のゴーラ湾へ向かってゆっくりと流れる。ラグナ川ほどの大河ではないが、この河を遡ってゆけばラグナ川とのヴォロクへと至る。帝國で言う、別の川との間の地峡、連接陸路のことだ。大抵は村か街があり、河と河との仲立ちをしている。そこにも街があったはずだ。 その連接陸路で戦うのは避けたい。その研究の結果、このXX村近辺での戦闘が考えられた。もし敵が、つまりゴーラが再び南岸に上陸するなら、軍勢の全てと引き換えに、帝國に痛打を与える、そういった形のいくさと成すはずだ。帝國には、南岸の全てからゴーラの軍勢を追い落とす力はある。だが南岸に上陸してくるすべての敵を阻む力は無い。 いくさを起こすならその狭間だ。もし敵が帝國に痛打を与えようとするなら、沿岸に留まっていてはならない。内陸へ押し進み、その国土を荒らさねばならない。畑を焼くのではない。街を焼き、街へと集まり、街より広がる、帝國の経世済民を害する。連接陸路に至らせては遅い。その前で阻みたい。南岸三王国の疲弊は大きいが、北方辺境がこれ以上疲弊しては、まったく意味がない。戦うなら、南岸三王国のうちで、だ。 12連隊の機動性なら、この村までの到達が可能ではある。 可能ではあるが、遠い。敵より早く到達して防御戦闘を実施するのは、ひじょうに、むつかしい。連隊長以下、12連隊幹部はそろってそう難色を示す。12連隊側からすれば当然のことで、戦力発揮のむつかしい状況を、北方軍の対応計画に織り込まれては困るのだから。 もちろんそれは理解されている。戦場への機動で消耗してしまえば、戦場そのものでの機動性を失ってしまうのも騎兵の特色だ。それでもXXの村の近くでの演習が行われるのは、騎兵のその特色を限界の上限として勘案するよう、指揮官に求めるためでもある。戦場でその機動力を、戦闘力として発揮できるならば、少数の機甲騎兵は大きな力を発揮しうる。 実際ゴーラとの戦争、大北方戦争と名付けられた戦争でも、その力は縦横に振るわれた。ポルタヴァ会戦での、夕刻までの数時間を稼ぎ出したのはシルフィス・シリヤスクス・シルディール上級騎士隊長の旅団の機動戦闘であったし、マルクスはそれを上空から見てもいた。指揮を執る彼女と連絡にもあたった。ポルタヴァで最後の最後にヴェストラ軍に痛打を与えたのも彼女の旅団の逆襲と追撃だった。 機甲騎兵運用について、指揮官教範も作られてはいるが、つまるところは指揮官そのものの能力がものを言う。 そして12連隊長グラッスス・アルバルトス准将は、ここまでの実動演習の全行程で、さすがに高い能力を示していた。連隊独力での戦場への移動指揮は卓越と言って良かったし、ただ早く、ただ長くではなく、戦場にあるだろう敵との間合いを勘案して行動計画を実施できるのは、彼の実戦経験故だろう。マルクスのような若輩には経験から導き出された実行を、ただ仰ぎ見て学ぶしかない。 機装甲大隊との調整も良く取れていた。機装甲には手入れも故障も必ずある。歩兵や騎兵の足を引っ張りがちだったが、問題と言っていいことはほとんど起きなかった。グラッスス・アルバルトス連隊長と、ディートリンデ・ヴィルケ機装甲大隊長で、何らかの齟齬があるとは、まったく思ってはいなかったけれど。 ディートリンデ・ヴィルケ大隊長は、戦場への移動、その後の戦場機動でも、大隊は機材消耗を避けながら、騎兵大隊に良く追従していた。それも機動援護の可能な位置を取り続けてだ。ディートリンデ・ヴィルケ大隊長は、長く北方の伝説の部隊、黄色中隊の部隊運用に携わっていた。誰も彼女を疑いはしない。彼女は騎兵の見出すほんのわずかな機会が、絶好の臨機襲撃の機会に転ずるのを知っていたし、その襲撃を敵が閉塞し損ねれば、部隊がまるごと流れ込む突破孔になるのも知っていた。そうやって質、量ともにまさる皇帝軍相手に戦い続けてきたのだ。味方にしてこれほど心強い人もいない。 北方軍側からの意地の悪い状況変更にも連隊長と大隊長は短い打ち合わせで、素早く応じ、時には統裁が意図を確認し直すほど大胆に退き、新しい位置へと移動もした。 実動演習は、見事に調律された音楽のように滞りなく進んでいた。 あとはマルクスが殴られ役になって、演習の締めを行えばいい。 12連隊の能力はつまるところ、連隊配属黒騎士小隊の対機神戦闘を支援するためのものでもある。黒騎士小隊のヤッサバ小隊長こそが、12連隊の、実の、もっとも主要な戦力だった。彼と彼の小隊が、ヴェストラを狩れねば、連隊の行動など時間稼ぎに過ぎない。 そしてヤッサバ黒騎士小隊長は、この実動演習の設想に意味が無い、とも言い放った。 「誰がヴェストラの真似事をしてみせるんだ?」と彼はいった。 戦場を一人で塗り替える、傍若無人な戦いぶりを、誰が真似できるのか、と。ヴェストラは思われているほど愚かではないが、思われている以上に戦う。そして彼に従う諸将は、その戦いに乗じてヴェストラ一人の戦いを、軍勢の優勢に傾けることもできる。その真似を、誰が設想として示せるのか、と。もっとも、演習に意味が無い、とまでは言わなかった。 演習となれば、何者かが、彼らの小隊の能力を査定しなければならない。結局、機神担当参謀であるところのマルクスが、殴られ役を演じることになった。マルクスが近衛騎士であるのは機神のおかげであるし、黒騎士に列せられるほどの力は無い。それがヴェストラを狩るために待伏せるヤッサバ小隊の真ん中に踏み込むというのは、つまり罠にかかりに行って叩かれるだけだ。しかもそれが無ければこの実動演習は終われない。 『翡翠へ。行動開始せよ』 「翡翠了解。これより前進する」 ヴェストラがどう動くかなど、マルクスには計り知れない。ヴェストラは常識など一番最初に叩き潰す。とはいえ全く軍事的に意味のないことはしない。ヴェストラ周りに仕えるものらは有能だ。その有能さをマルクスが真似するのも難しかろうと思う。 そう考えると士気の落ちることおびただしくもある。マルクスはただの指標として進むのだが。 ヴェストラがいつ、自ら殴り込むか。それは最初か、最後だ。 定石破りの奇策に出て、帝國側の思いもよらなかったところに現れ、占領する。ならば最初だ。部隊の難色を押し切ってこのXX村近辺で演習を行うのは、その定石破りの奇策を牽制するためだ。早期の前方進出によって、ヴェストラ軍に圧迫を加え、軍勢の行動可能性を制約するためだ。もっとも相手が奇策を取るのは、それだけ大きな効力を求め、期待しているからだ。読んで対処するのは北方軍という大枠からであって、現場部隊が対処の任を負わされることはないはずだけれど。 演習は無駄ではないが、設想が無意味だとヤッサバ黒騎士小隊長が言い放つ訳も、マルクスには良くわかる。このXX村をめぐる戦いなど、ヴェストラその人にとっては緒戦にすぎない。ここで大狩りを行おうとしても、乗ってはこないだろう。全く正しい。 そもそも12連隊のみではヴェストラが伴うだろう軍勢の全てを押さえることはできない。12連隊はヴェストラ、すなわちゴーラ精鋭への切り札であるが、それ自体は器でしかない。だが組織というものは、器ごとに動かねばならぬこともあり、今がそれなのだ。 マルクスは、的を背負って走らされる俘虜の気持ちで野を進む。単機であるのは、マルクスが標識であるからだ。マルクスはヴェストラの位置と、その軍勢の位置を代表している。この演習は、実際に部隊を動かして行っているが、対抗部隊がいるわけではない。どちらか言えば指揮官と部隊の能力を確かめる形だ。マルクスと言えば、その当て馬だ。 低い丘を降りて、XX村をやや右に見ながら進む。村を右手に見て、右回りに村の背後を突くかたちだ。12連隊は襲撃を繰り返しつつ、ヴェストラ軍を牽制し、村そのものを守る態勢にはつかないでいた。この村そのものは、堅守するほどの価値はない。機甲騎兵連隊にとっては特に。 またヴェストラも、緊要地形よりも、部隊を目標として、これを撃破するよう行動すると考えられていた。問題は、どう行動するかのほうだ。 「・・・・・・」 ふとマルクスは、気楽そうなサウル・カダフ元帥を思い出していた。 『君は指揮官の判断に寄与するような見識を得てくればいいのよ』 まったくもって気軽に言ってくれる。 ヴェストラを狩りだす諸々の手筈など、今の演習の形では行いようもない。北方軍本隊に軍勢そのものを拘束させながら、12連隊は襲撃を繰り返してヴェストラ軍勢の布陣を薄くさせ、この一部をさらに撃破して、ヴェストラでなければ戦力の減少を補えなくする、などということは、連隊長と機装甲大隊長と黒騎士小隊長が、上位司令部と互いに調律しあいながらでなければ行いようもない。そもそも演習の行いようがあるのかとも思う。対抗部隊があるのか、とも。 名人芸の発露を求めており、演習では、連隊長と機装甲大隊長はともに名人芸を見せた。あとは黒騎士小隊長だ。 ヴェストラを模すとして、彼が初戦での陣頭戦闘を狙うなら、それは突破であり蹂躙であり、手勢を伴って大規模に行うだろう。これをそのまま狩るには、フォン・ベルリッヒンゲン902大隊長並の剛力が要る。ヤッサバ黒騎士小隊長はその向きではない。 むしろ・・・・・・ 「!」 砲声と白煙がマルクスの思いを破る。騎兵砲かと思う。村落への騎兵砲配置は、遮蔽といい、近接攻撃への防御といい、ほぼ定石だ。目標の側面から撃つことも、砲兵の定石だ。前進中のヴェストラがこれに相対したらどうするか。自ら砲兵を鎮圧するか、それとも標的への前進を優先するか。 「こちら翡翠、前進を継続する」 間違いなく標的への前進を優先する。ではなぜ砲撃を行うか。それはヴェストラ軍の陣形を崩すためだ。陣形を崩して、ヴェストラと共に突進する旗本勢の右側を脱落させる。あるいは、砲兵制圧のために分派を強制する。いずれにしても、右側を切り崩す。 『了解。前進を継続せよ』 統裁が応じる。続けて砲撃効果判定を伝えてくる。 すこしならずマルクスは苛立っていた。妥協した設想で、ヴェストラを模した行動を求められていて、一人で的として歩かされて、これに基づく効果判定など行われて、演習の講評に晒されるなど、いじめではないか。 「・・・・・・」 いや、いじめならば今始まったばかりだ。 正面に魔力が膨らむ。もちろんそう来るだろうことは判っていた。ヴェストラを吸引するなら、そして部隊の総力をもって罠にかけ、戦うなら、機甲大隊長が出てこないはずがない。北方の華と謳われた黄色中隊の、指揮官の一人。それどころか、魔道教育課程でマルクスの教官であった人だ。 その姿は、村の背後の薪林からゆっくりとあらわれる。左右に手槍を構えた緑の三が並び、背後には白の三の魔道小隊が魔力を練る。大隊長ヴェストラが、この挑発を捨て置くはずがない。 「翡翠、機甲大隊長機を現認した。これより攻撃行動に移る」 『了解。大隊長機以外は無視せよ』 何の慰めにもならない。大隊長機が囮となってヴェストラを吸引し、周囲の大隊機がヴェストラ以外を排除する。理屈の上では正しいが、実際のヴェストラ旗本からすれば数が少なすぎる。手続きと決め事で導く演習はまことに良くない、マルクスはそう思いつつ駆ける。 『翡翠へ。機甲大隊長が魔術戦技を発揮したいと申請している。統裁はこれを許可する』 「・・・・・・」 思わず、嘘だろうと言いかけ、ヴィルケ大隊長ならそういうだろうとも思い直す。教官として責任感の強い人だった。元の教え子が前に立つなら、その力を試したいと思うだろう。 「翡翠了解。全力を望む」 『伝達した』 ヤッサバの前に、ヴィルケ大隊長。それだけ注ぎ込んでも勝てるかどうかわからないのがヴェストラ。もちろん、彼らが実戦のつもりで本気で立てば、マルクスが生きてるかどうかはわからない。たぶん死ぬ。 いや、仮にも近衛騎士。負けの覚悟などあってはならない。 駆けつつマルクスも魔力を練る。マルクスも、ヴィルケ大隊長も、ともに土の魔道相。戦い向けではないと言われているが、ヴィルケ大隊長ほどの手練れともなれば全く違う。 大隊長機は、静かに屈み、両手を地に着く。 それから再び立ち上がり、立ち上がりつつ、両腕を振り上げる。天を指し示すように。 「!」 地が揺れた。 走るのも困難な揺らぎを追いかけて、土ぼこりが舞い上がる。それを貫くようにして、大きく柱が立ち上がってゆく。土で出来た、巨大な柱。機装甲よりもはるかに大きい。 それはヴィルケ大隊長の示すまま宙に浮かび上がる。 「・・・・・・うそだろ」 だがヤッサバにたどり着く前に倒れては意味がない。それに、ヴィルケ教官に見せる顔も無い。マルクスは、魔力を込めて、地へ突きを放った。 「!」 ヴィルケ大隊長の魔術で乱された大地の秩序に乗じて、たしかに術は成った。 が、マルクスへ影が差す。ヴィルケ大隊長は、宙へ呼び起こした土の柱へ命じる。そのままマルクスを突き潰せと。振り上げた両手を、薙ぐようにして命じる。 「・・・・・・」 マジで死んでいた。マルクスが、先の術をしくじっていたら。その中に飛び込んで、マルクスは駆けた。 「!!」 土の柱が、地に突き刺さり、自ら砕けながら何もかもをうずめてゆく。マルクスの背後も突き潰され、崩れ埋め尽くされてゆく。 マルクスは駆ける。己の魔力を打ちこんで作った、浅い隧道を。 ヴィルケ大隊長が土柱を呼び起こすため、地の魔術秩序を乱さなければ、こんな大技をすぐには行えなかった。その隧道も土柱の衝撃で背後からうずまってゆく。先に明かりが見える。 魔力で作った仮の隧道を、マルクスは駆けぬける。手にした教練斧を横に構えながら。 ヴィルケ大隊長の魔術を利用して作った仮の隧道が、飛び出すのは大隊長の正面のはず。 そして、飛び出した。 横なぎに教練斧を振るう。大隊長機も、咄嗟の抜刀で応じる。 「!」 その教練刀を、教練斧で叩き折る。折りながら、マルクスは踵を返し、振り返る。 「手加減感謝!」 教練斧で打たれる大隊長機は、ややの苦笑を含んでいるようにも見えた。ヴィルケ大隊長が隙の大きな術を使ったのは、その他には考えられない。 「大隊長機、撃破」 『了解』 機装甲大隊の阻止列の突破は、筋書きのようなものだ。今のこれが許されたのも、本論ではない脇の話だから。 重要なのはその先、ヤッサバ黒騎士小隊が、ヴェストラを倒しうる罠を、マルクスが身をもって体験することで、評価することだった。 もちろん、このあと、めちゃくちゃ打ち据えられた。 途中から目的を見失って思わずアクションまでしてしまったw アホやw 何がしたかったか、というと、機神教団事件の頃って、南方戦役直前で、かつユリアたちの試し斬りの直前で、かつ12Rに黒の六が配備されないことが明らかになる、ちょうど前後じゃないかと思ったりしたわけで。 帝國の南方戦役準備はそろそろ最終段階だし、なんかこう、マルクスも動かさないといかんのかなあ、みたいな気になってしまってw 鑓の機神はどこでもドアなので、その気になればマリエス国、というかミレトス地方くらいさくっと行ける。数名なら伴って。 たとえばミレトス地方が本来属していた王国、王宮に何らかの密使としても。 思いつきだから上手くゆくかどうかはわからないけど、もちろん途中のモリアとかにだって寄れるし。っていうかマルクスは身分は近衛騎士でもあるから、近衛騎士の作戦にからんでも大した問題はないし。 もちろんWGと戦う気なんてさらさらないけどw ま、そういう事が出来るのかなって時系列的なアレをコレするつもりが、どういうわけかry
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ククルシカ ククルシカの歌声 ククルシカの歌声 関連条件:ジョナス(グノーシア)、ククルシカ(グノーシア) (主人公)『――展望室には、ククルシカが待っていた』 (主人公)『ククルシカは、謎めいた微笑を浮かべている。 そして――』 (主人公)『包みこむように、抱きしめてくる。 優しく、全てを許すように』 『耳元に、ククルシカの唇が近づいてくる。 少女の吐息が耳朶をくすぐる』 『……声が、聞こえた気がした』 『だが、それがククルシカの声だったか否か。 もはや(主人公)に知る術はない。 何故なら――』 『既に(主人公)という存在は、この宇宙から消え果てていたからだ』 ジョナス「そしてジ・エンドというわけさ。 フ、フフフ……」
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2009/10/13 出席者 井川 加里本 柏 西田 岡部 片桐 佐々木 野間 欠席者 梶原 薦田 遅刻者 沖野 1.WEB班B研究発表 2.各自論文などの作成 WEB班B研究報告セキュリティ問題 質問 沖野「ハニーポットはどんな感じにあるんですか?」 加里本「ハッカーとかが釣らせるシステムで危なそうだったら隔離する」 片桐「暗号かっていうのは、ふつうの人でも使えるんですか?」 加里本「はい、自分でもできると思います。」 岡部「暗号化にしたらてすとがなんでとせなになるんですか?」 西田「50音順に1文字ずつずらせばできると思います」 岡部「手をきれいに洗ったら指紋が取れると聞いて判断できないらしいです?」 西田「それはしょうがないですね。」 久保先生「参考文献をなぜここまででとどめるのか?」 久保先生「なぜ人的セキュリティを入れてないのか?」 西田「人的が物理的と同じらしくて」 久保先生「1個1個に詰めが甘い。」 久保先生「ファイアーウォールも何が遮断するのか、ちゃんと調べる。」 久保先生「難しいところまで調べてからほかの班にわかりやすく説明する。」 久保先生「ベリサイン EVSSL→拡張した新しい証明書」 久保先生「暗号化っていうのは調べればもっとたくさんある。」 久保先生「物理的セキュリティっていうのももっとたくさんある。」 久保先生「次はセキュリティどうしますか?」 西田「次に進みます。」 久保先生「プレゼンのときは自己紹介をする。」 山崎さん「内容に関しては久保先生がいったので大丈夫です。」 山崎さん「発表は前よりも良かった」 山崎さん「質問の内容が分からないんで質問者も声を大きく。」 おわり
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『お前の役目はもう終わりだ』 「…黙れ…」 『お前には王たる資格など無い』 「…黙れ…!」 『一時の夢を見られただけでもありがたいと思え』 「…黙れ!!俺は…俺はお前に利用された道化のままでは終われない…終わらない!!」 月の下にて、茶髪とも金髪とも言える髪色で可愛らしい顔をした少女が…それに似合わぬ憤怒の表情を浮かべながら叫ぶ。 少女の肉体に放り込まれた青年加古川飛流はこの殺し合いに招かれる前、憎き常磐ソウゴ一行と世界の破壊者ディケイドである門矢士に敗北、自らが裏の王だと云う事を証明していた力のアナザージオウⅡウォッチをこそ泥海東大樹に盗まれ、挙げ句自分を王としていたはずのタイムジャッカースウォルツに傀儡として利用していたに過ぎないと切り捨てられていた。 脳裏にフラッシュバックした光景に飛流は声を荒らげ、思わず叫んでいたのだ。 「…諦めて、たまるか…!!」 絶望の底に落とされた所を、殺し合いに巻き込まれ他人の身体に押し込まれ結果としてある程度冷静となった為に、再び胸の内に湧いてきた怒りと憎しみにより…飛流は再起する道を選んだ。 そして飛流は、まずはバッグの中を見ることとする。 「…これは、あのこそ泥に盗まれた筈。だが何故ここに…」 バッグの中には盗まれた筈のアナザージオウⅡのウォッチが入っており、思わず面食らう。 (あの魘夢とやら達に盗まれでもしたのか…?だとすればこそ泥が盗んだ道具を更に横から盗られた事に…ざまあみろと言いたくなるが…魘夢達に自分から協力している可能性もあるか? より価値のある宝を提示されれば或いは……いや、今はいい。使い慣れた、戦う為の力が在るだけで十分だ) 少し考えつつも思考を打ち切った飛流は、他の支給品を確認した後に身体のプロフィールを見る事とした。 「名前はシャル・アクスティカか。…ガンダムマイスター…?何だそれは…」 そこから飛流は、「MS」だの「ガンダム」 だの「ソレスタルビーイング」だの、聞き覚えが全くない単語が多いプロフィールに難儀しつつも読み込む。 そして全て見終えた後、彼の中には何となくだが何故シャルの身体が自分に与えられたのかという答えが浮かんでいた。 「…俺にこいつの身体を与えたのは、道化の敗北者だからとでも…!?」 そう、憎悪を募らせながら飛流は呟く。 彼女の、シャルのプロフィールにはこれから先彼女が直面する「恋心を抱いてた相手が友人と結ばれ失恋する」「リボンズとビサイド、2体のイノベイド同士の内部抗争に巻き込まれる形で、自分を助けようとした友人夫婦を失い助け出された自身も顔に大火傷と細胞のテロメア破損という外傷と深い心の傷を負ってしまう」という事態が記述されていたのだ。 「…いいだろう…お前達主催からすれば今の俺は敗北者の道化だろうが…だとしても、このままでは終わらない。 生き延びて…そしてさらなる力を得て俺は、スウォルツも海東大樹も門矢士も──常磐ソウゴをも超えた、魔王になってやる…これはその一歩だ…!!」 主催からの煽り・挑発だと受け取った飛流はバッグの中にあった支給品の実を躊躇う事なく食べた。 実の正体は海の悪魔の化身とされる、食べた者に異能をもたらす代わりに泳げなくなる呪いを受ける悪魔の実。それも自然(ロギア)系の…メラメラの実、それを飛流は食したのだ。 (アナザージオウⅡだけでは、常磐ソウゴ達に最終的には負けた…泳げなくなるデメリットを払ってでも、力を得る必要がある! 主催達にも、常磐ソウゴ達にも勝つ! …お前達を倒さなければ!俺は前を見る事も…進もうとする事も出来やしない…!!) こうして青年は、過去への執着と憎しみに塗れながらも、違う身体・新たな力を得た上でこの殺し合いに臨む。 (こいつ(シャル)はMSとやらの操縦が上手いらしい。俺が動かしてる以上活かせるかはわからない、が…探してみる意味はあるか) 【加古川飛流@仮面ライダージオウ】 [身体]:シャル・アクスティカ@機動戦士ガンダム00P(1st season) [状態]:健康、主催達と常磐ソウゴ一行・スウォルツ・海東大樹・門矢士への怒りと憎悪、メラメラの実の能力 [装備]:なし [道具]:基本支給品、アナザージオウⅡウォッチ@仮面ライダージオウ、ランダム支給品0〜1 [思考・状況]基本方針:生き延びて力を得て、主催達にも常磐ソウゴ達にも勝ち復讐を果たして魔王になる。 0:常磐ソウゴ達を超えたその時、俺は初めて前に進める…のかもしれない。 1:まずはMSとやらが無いかを捜索。 2:邪魔者には容赦はしない。この実の力を試す為の犠牲になってもらう。 3:どう動くにせよ主催達は最終的には殺す。 4:常磐ソウゴ達が居たら悪評をばら撒く。 5:対主催内に潜伏する事も考えておこう。 6:水場や水辺には注意が必要か。 7 敗北者のままでも、良いように使われる道化のままでも…終わってたまるか。 [備考] ※参戦時期はEP43「2019:ツクヨミ・コンフィデンシャル」にて、海東大樹にアナザージオウⅡウォッチを盗まれスウォルツに見放された後からです。 ※肉体側のプロフィールには1st seasonまでの出来事についてしか書かれていません。また肉体の参戦時期はルイードに対し失恋する前からです。 【アナザージオウウォッチⅡ@仮面ライダージオウ】 使用者及びウォッチを埋め込んだ対象をアナザージオウⅡにと変身させるライドウォッチ。 劇中では海東大樹が門矢士の蘇生をする為に使っていたが、本ロワでは蘇生に使用する事は不可能。 また変身後のアナザージオウⅡは、歴史及び時間改変能力は制限により使用不可能となっています。アナザーライダーの召喚については後続にお任せします。 【メラメラの実@ONE PIECE】 自然(ロギア)系に分類される悪魔の実。オレンジ色のメロン型の形をしている。 食べた者に対して全身を炎にし、また火炎を操る事が出来る異能を与える。ロギア系なので覇気を纏った物や、海楼石にて能力を封じられた場合に受けた物以外の物理攻撃を無効化出来る。 炎は慣れれば焼いたり爆発させたり、延焼させたり、包み込んで焼き尽くしたり、噴射したりなど多彩な芸当が可能。ただし慣れない内は身体から火をうっかり出してしまったりする事もある。 なお、マグマグの実の能力者には能力が効かない。(赤犬曰く、マグマグの実の方がメラメラの実の上位互換だからとの事) 162 これはドラマでもメソッドでもない 投下順に読む 164 戦争狂の天才
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ジョナス 謹聴セヨ ククルシカの歌声 謹聴セヨ 関連条件:SQ(グノーシア)、ジョナス(グノーシア) ジョナス「謹聴! 謹聴!」 ジョナス「今! まさに今! 当船は大いなる意志――グノースの支配するところとなった!」 ジョナス「案ずるには及ばぬ。 諸君も順次、供物として捧げてやるからな。 フ、フフ、フハーッハッハ!」 SQ「あらージョナスの小父サマ、だいぶキちゃってますNE-」 SQ「でも安心してねん。(主人公)はダイジョウブだから。 アタシが守ってあげるよー」 SQ「てことで(主人公)はアタシのモノDEATH! わかった? ンフフ……♪」 ククルシカの歌声 関連条件:ジョナス(グノーシア)、ククルシカ(グノーシア) (主人公)『――展望室には、ククルシカが待っていた』 (主人公)『ククルシカは、謎めいた微笑を浮かべている。 そして――』 (主人公)『包みこむように、抱きしめてくる。 優しく、全てを許すように』 『耳元に、ククルシカの唇が近づいてくる。 少女の吐息が耳朶をくすぐる』 『……声が、聞こえた気がした』 『だが、それがククルシカの声だったか否か。 もはや(主人公)に知る術はない。 何故なら――』 『既に(主人公)という存在は、この宇宙から消え果てていたからだ』 ジョナス「そしてジ・エンドというわけさ。 フ、フフフ……」
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戦いを終え、神戸から飛び去ったウルトラ兄弟は、人里離れた山奥で変身を解除した。 「ふぅ、危ない所だったな」 「でも、これで終わったわけではありません」 「ああ、我々のすべきことは、この殺し合いを止めることだ」 「ええ、行きましょう兄さん!」 四人の戦士達は決意を新たにする。しかし…… 「ゲーロゲロゲロ……!」 突如、山中にカエルのような笑い声が響いた。 「何者だ!?」 ハヤタの声に、物陰から声の主が姿を現す。 「読み手の皆さん、お待たせであります。 いよいよマーダー化した我輩の活躍開始でありますよ、ゲロゲロゲロ」 「何だ君は?地球人でないのは確かなようだが」 「我輩、ケロロ軍曹であります。よろしく頼むでありますぞ、新たなる我が部下達よ!!」 「お、おい何を言ってるんだ。君の部下って……」 「ケロケロケロ……これを見てもまだそんな口をきけるでありますか!?」 ケロロ軍曹は、4人の前に一枚の写真を差し出した。 そこには、変身を解除する瞬間の4人の姿が写されていた。 「なっ……!?」 「さーて、既にこの写真の画像は携帯電話を使用して、東京の仲間に送っているであります。 ネットで配信する準備は出来てるでありますよ? それを止めることができるのは我輩だけ、であります。わかるよね~、この意味が」 「貴様……!」 「さあどうしよっかな~?部下にならないってんのならそれもいいけど。もう人間での生活はできないよね~?」 「ぐっ……いいだろう。とりあえず君の言うことを聞けば、我々の正体は公開しないのだな?」 (兄さん、何を!?) (仕方あるまい。正体がばれては元も子もないだろう) (せっかく裏でインチキして手に入れた重役の地位が……) (おいおい……) 「ゲロゲロ……理解が早くて助かるでありますよ」 普段のケロロからは考えられない、見事な行動である。 これも、あの頃に戻ったせいか。はたまた、友を殺された怒りと悲しみが、本気を呼び起こしたのか。 今ここに、永遠のヒーロー・ウルトラ兄弟は侵略者・ケロロ軍曹の軍門に下ってしまった……!! 「では最初の仕事はこれであります!さあ、カメラに向かってこの言葉を叫ぶであります」 一枚の紙を差し出す。 「む……わかった。しかし何故我々がこんなことを……」 「いいから、一斉に読み上げるでありますよ!せーのっ!」 『吉崎先生!!遅くなったけど、ご子息誕生おめでとう(でありま~す)!!!!』 「吉崎先生って誰だ?」 「さあ……」 呆気に取られる4兄弟を前に、ケロロは笑いながら考えていた。 彼らを使って、地球人を皆殺しにする作戦を。 その笑みは、普段の愛らしさからは考えられない、凶悪に歪んだものだった。 【兵庫県山中 3日目 20 10】 【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】 〔状態〕覚醒。絶好調。 〔装備〕なし 〔道具〕どこでもドアの欠片、携帯電話。デジカメ(元は冬樹の支給品)。 ウルトラ兄弟変身解除の瞬間を捉えた写真。 〔思考〕1 地球人の皆殺し。そのためにウルトラ兄弟を利用 【ハヤタ・シン@ウルトラマン】 [状態] 健康 [装備] ベータカプセル [道具] 支給品一式 [思考]1 ケロロをなんとかしたい 2 主催者を倒し、この殺し合いを終らせる。 【モロボシ・ダン@ウルトラセブン】 [状態] 健康 [装備] ウルトラ・アイ [道具] 支給品一式 [思考] 1 ケロロをなんとかしたい 2 主催者を倒し、この殺し合いを終らせる。 【郷秀樹@帰ってきたウルトラマン】 [状態] 健康 [装備] 無し [道具] 支給品一式 [思考] 1 ケロロをなんとかしたい 2 主催者を倒し、この殺し合いを終らせる。 【北斗星司@ウルトラマンエース】 [状態] 健康 [装備] ウルトラリング [道具] 支給品一式 [思考] 1 ケロロをなんとかしたい 2 主催者を倒し、この殺し合いを終らせる。 その頃、東京では。 「クルル、ケロロから何が送られてきたんだ?」 「どうやら写真のようだな……でもピンボケしちまって、何が写ってるのか分からないぜェ。クックック……」 「一体何が写ってたですぅ?」 「さあな……にしてもケロロめ、一体どうしたというのだ……?」 【東京都・日向家 3日目 20 10】 【ギロロ伍長@ケロロ軍曹】 〔状態〕ケロロの豹変に混乱 〔装備〕不明 〔道具〕不明 〔思考〕この機に乗じて地球侵略……? 【タママ二等兵@ケロロ軍曹】 〔状態〕健康 〔装備〕不明 〔道具〕不明 〔思考〕とりあえずどうしようか迷ってます 【クルル曹長@ケロロ軍曹】 〔状態〕健康 〔装備〕不明 〔道具〕専用コンピューター(ケロロからピンボケ写真が転送されました) 〔思考〕面白ければ何でもよし。
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Battle Cinderella ~『女王』の敗北 ~ 彼女は己の恥じていた。 己の至らなさに酷く恥じていた。 大会4日目の終わり報道陣を前にブチ上げた『脱衣四天王への宣戦布告』そして『VS企画』。 その狙いには彼女の趣味または彼女の趣味など様々な思惑、理由が存在したのだが、 企画最大の目的は 上位ランカーを誘い込み一人づつ仕留める「罠」としての役割であった。 神藤振子(5位)。それが彼女の標的。 だが、彼女の思惑は予想とは違った方向へと向かう。 その神藤振子が、対戦相手に真っ向、彼女を指名したのだ。 まさか自分に真っ向正面から闘いを挑んでくるとは想像していなかった。つまり普通に挑戦すれば 受けてくれたわけで、「罠」としての企画の用意自体が全く意味を為していなかったのだ。 彼女としては(オイオイ、ヒト見る目ネーなわらわ)と自嘲せざる得ない状況だった。 そして (そして、こんなことなら…公園でなく病院を指定場所にしておけばよかった。なら完治させて 挑んで来いとふっかけ、互いに万全な状態で闘いが出来たのに) 立地が誤っていた。今回、相手の負傷状態まで頭が回っていなかったのだ。 神崎だけでなくレオレイア希少種も「病院」が舞台で有れば抵抗なく参加できたはず。言い訳不要の失態だった。 彼女は気位が高い、自分が常に「ベスト」であるのは勿論のこと、相手へも「ベスト」たらんと要求する。 これが例えばレアアイテムを装備して自分の圧倒的優位を確保してから「正々堂々勝負だ」とか言い放つ馬鹿であれば 欠片の容赦などしなかっただろうが、神埼は本当に純粋に『綾鷹』と戦いたいと望み、挑んできたのだ。 そして余りにも苦い試合結果であった。 『…。』 TEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEL 携帯がなった。彼女は番号を見、その不機嫌な様子は有頂点に達っする。 極めてめんどくさそうに電話口にで、口調もよりそれを意識したものになる。 『ああ、鴻のマネージャか。何だあの試合は。』 怒りより酷く冷めた声の色が良くでていた。 あの試合とは神埼戦のすぐ後に行われた「鴻畔VS めがみ」戦だ。 今回の企画に名乗り出た鴻畔は、先の試合で女神を一方的に蹂躙、完全勝利をおさめた。 かすり傷おっていない、さぞかし得意満面で次の戦場に移っていっただろうが、今の鴻のマネージャは 完全に声を失っていた。ただ震える声で謝罪を繰り返す。 『…。で?』 今回、綾鷹が企画したのは”くんずほぐれつの脱衣企画”だ。 周りも当然それを期待している。 例え勝つにしても多少なりとも『見所』というものが要求されるのだ。 ただ、その点を、魔人派遣会社ハンキレン所属の鴻畔は、そのことを全く理解していなかった。 やらかしてしまった。 一方的に勝ちだけを搾取して”喰い逃げ”をした形だけが残ったのだ。言い訳無用の大失態だった。 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 そう彼女の瞬殺劇など誰ひとり望んでいなかったのだ、企画意図を理解していないその『仕事』 (ケーワイ)ぶりに、今、この瞬間も視聴者(の半分)からの非難が殺到していた。 全世界放送し、最大視聴率90%を超えるイベントででの事態である。 なすすべもなく撲殺された女神のファン、巨乳派を初め、脱衣を期待しわくてか全裸待機していた貧乳派や青少年層、 数字をあてこんだ報道関係者、その全てが一瞬で敵に回った。 わずか十数秒で彼女は人類の半数的なナニカの何割かを敵に回したのだ。大した奴だ。無論、企画立案者の顔も完全に潰している。 『………まーまだ其処らの野良犬を女神にけしかけたほうがマシだろって代物の試合だったわけだが…。 ーーーー知ってるよ、今、お前んとこの株、絶賛、大暴落中だろ。 よかったなー次の試合も盛り上がらず挽回できないようなら。お前らの会社そのまま潰れてるぞー』 『本来なら、神埼戦の後、わらわ自身の手で「”くのいち”への粛清イベント」を興すつもりであったったが、 神埼の負傷であやが付いた。本人有頂天でどっかかっとんでちまったせいでもう捕まらんしな。』 342 :超時空軽空母『綾鷹』DEATH:2013/11/24(日) 14 21 51 彼女はだがこう続ける。 『だが立案者はわらわだ。故にわらわが今回の”責”を取る。お前らはわらわの”戦いぶり”をただ神か仏と 奉り、頭を垂れて、見ているがいい。なんとか収めてやろう……ただ… この貸し―――ただの貸しで済むと思わん事だ。』 そう一方的に言い捨てて、ぶちりと切る。 暫く、冷たい目で携帯の表示を眺めていたが、徐に別の連絡先に連絡を取り始める。 『ザイゼンか。例の株の件、無事の売り抜けれたか?ああ、上出来だ。即、買い戻せ。儲けは折半な』 無論、 ――― ―― ― 彼女はあのお調子モノが名乗りを上げた瞬間にこの展開がありうることをある程度予想していた。 彼女は格闘家ではない君臨者なのだ、その程度の危機管理できて当たり前である。 そしてこの女王様は、コネのある財前と即座に連絡を取り、ハンキレンへのカラ売りを仕掛けたのだ。 あとは仕上げのみ。 ここからは彼女の”奮戦ぶり”次第。それ次第で事態は一転、急反発することとなるのだが、 こればかりは運否天賦、まさに賽の目次第といえた。 『ふん、まあハンキレン押さえておいて悪くはない会社ではある。今回の稼ぎだけでもザイゼンへの 依頼料と神埼の治療費の足しにはなるだろう。闇医師の相場しらんがアイツ…友達価格無理だろうな』 ――― ―― ― かくて大会5日目にして無敗の女王は初の敗北を喫する。 その敗北は衝撃と共に世界を駆け巡り、溜まりにたまった全世界(の半分)はこの瞬間を スタンチングオペレーションで迎えった。 彼女が神埼振子の病室を訪れたのはその翌日の6日目の朝のことである。 (大会5日目 超時空軽空母『綾鷹』試合結果) 第1試合 VS神埼振子 ○対戦相手負傷によるTKO 第2試合 VSアン・ラクシー ● ≪脱衣負け≫により敗北 同日、この2試合において超時空軽空母『綾鷹』DEATHは≪1日6被脱衣≫の大会記録を樹立。人気↑↑↑